株式会社エイチ・エーエルの太田です。
経営支援基幹システム(BIZミル)の普及を通じて、多くの経営支援機関、そしてその先の中小企業・小規模企業の支援を行っています。
BIZミルを一言で説明すると、
経営支援を「見える化」しながら実施するためのシステム です。
◆ところで「見える化」とは
ところで、我々が日頃よく使っている「見える化」について、少し掘り下げていきます。
「見える化」という表現は、「目で見える管理」のことで、トヨタ自動車による業務の改善活動の観点において初めて登場したとのこと。トヨタの造語。さすがトヨタです。
◆「可視化」と「見える化」の違い
似たような言葉に「可視化」があります。でも、あえて「見える化」という表現にしたのは、多くの社員に分かりやすく伝えたいという目的もあると思いますが、きっと違う意味を持たせたかったのだと、私は思います。
可視化とは、目に見えないものを見れる状態にすること。例えば、全国にある中華料理店の数を都道府県別にグラフで表したり、顧客ニーズや社員のスキルのような一見分かりづらいものなどを、(見ようと思えば)見れる状態にすることです。
一方、見える化とは、可視化の状態に加え、極論すれば、見たいと思わないときでも強制的に「見える」ようになっており、また課題の発見や改善のためのアクションを促すような状態であるを指します。
◆「見える化」して、何を行うか
なので、見える化を通じて、行動を起こしていく必要があります。例えば、
・課題の発見と把握
・業務方法の共有化や標準化
・人材の育成
・コストの削減
・リスクの発見
などに結び付けていく必要があります。
◆BIZミルでは
BIZミルは、多くの経営支援機関が、「見える化」を通じて上記のような取組みをしてほしいと考えています。
BIZミルを開けば、自分の担当案件だけでなく、全体が俯瞰できるダッシュボードが表示されます。また、スキルや経験の豊富な方とこれからの方が情報共有しながら進められるオリジナル帳票類があります。当社の経験に基づき経営支援入力画面を設計し、支援の進め方の提案も行っています。細かく書けばいろいろあります。また別の投稿で説明します。
一言で言えば、BIZミルは「経営支援を見える化するシステム」だけど、そもそも「見える化」ってなんだろう、そっちのほうがBIZミルに関係ない方にも役に立つのではないかと思い、書いてみました。現時点では「BIZミルに関係ある方はもちろん、関係ない方にも役立つような投稿」を書いていこうと思っています。