SDGsについて考える(その1)

投稿者: | 2021年10月27日

株式会社エイチ・エーエルの太田です。

水曜日は「日々の仕事の現場から」。

 

◆「SDGsについて書いてほしい」

 

毎週月曜日に事業部内でのミーティングと勉強会をやっています。

そこでメンバーから、先週の活動の中での気づきを発表していただきます。

これがいいんです。メルマガをどうやったら多くの人に見てもらえるか、

どんなテーマでブログを書いてほしいか、などいろんな意見が出ます。

 

そして、SDGsについて書いてほしいというリクエストが出ましたので、

勉強しながら書いていきたいと思います。

 

SDGsとは

 

まずは定義から。外務省のホームページを持ってきました。

(17のゴールは、ユニセフのホームページより)

www.mofa.go.jp

持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された,2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。SDGs発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます。

 

◆埼玉県の経営革新計画でもSDGsの視点が必要

 

埼玉県は令和3年5月、国から先進的にSDGsを進める自治体として「SDGs未来都市」に選定されたとのこと。

詳しくは、埼玉県庁のホームページにて。

www.pref.saitama.lg.jp

 

当社が1,000件以上の承認申請支援を行ってきた「経営革新計画の制度」においても、埼玉県では、承認申請書の様式が変わりました。

 

SDGsを踏まえた申請が必要になります。経営革新計画の承認申請書に「今回の取組みは、SDGsの17のゴールのうちどれに該当する取組みか」を○つける必要があります。

埼玉県の経営革新計画の案内ページは、こちら です。

 

そういえば、埼玉西武ライオンズの夏季限定ユニフォームも、今年はSDGsでした。

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SDGsが、事業の成長を妨げる!?

 

そういった時代背景のなかで、日常の事業者との会話の中でも「SDGs」が出てくるようになりました。「これって、まさにSDGsじゃん」みたいな話です。

 

しかし、SDGsの17のゴールに合致しているから、お客様が買ってくれるとは限りません。あくまでお客様自身にとってメリットを感じなければ買いません。

 

SDGsに合致しているからといって、補助金が受かった気になって、事業の検討が粗くなっては、元も子もありません。ただ、そんなケースもこれまで見てきました。そうならないよう、事業そのものをしっかり検討して、そしてSDGsに合致することを広くPRして、周りの方々の協力を得るというスタンスが大切であると考えます。

 

◆一つ事例を・・

 

SDGsという言葉が出る前から、SDGsに取り組んでいた事例を紹介します。

ある金属加工の製造業の事例です。加工が難しい「」をレーザー加工するという強みを持っていました。

そんな製造業の後継者は、ペルーに興味がありました。ペルーといえば銀の産地と「ナスカの地上絵」。そのナスカの地上絵が、だんだん風化していき、地上絵が無くなるのではという情報を耳にしました。

そこでその後継者が、ナスカの地上絵をモチーフにしたグッズを販売し、その収益の一部をナスカの地上絵保護に充てることを考えました。

そして、ペルーの観光施設や空港でグッズを販売し、貯まった収益を他企業と出し合って、ナスカに展望台を作りました。当時の新聞にも取り上げられました。

この事例は、①貧困、⑨イノベーション、⑫生産・消費、⑰実施手段に該当すると思います。

もしSDGs的な思想が無ければ、銀製品はそれほど売れなかったでしょうし、多くの人の共感を得ることはなかったでしょう、

 

調べてみると、奥が深いSDGs。今後「その2」「その3」とアップしていきます。

もっと成功事例なども紹介したいです。

 

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