あこや貝経営

投稿者: | 2021年11月9日

株式会社エイチ・エーエルの太田です。

火曜日は「経営のヒント」。今日は、事業承継です。

 

タイトルの「あこや貝経営」。

聞きなれない言葉だと思います。弊社が作った言葉です。

 

経営者が後継者を育てるときに、後継者候補を「真珠を作るときの、あこや貝に入れる『核』」に例えて、核が真珠になるまでのプロセスを、事業承継のポイントとして説明しています。

 

真珠ができるまでが気になる方は、こちらをご覧ください。

www.kitamura-pearls.co.jp

 

そしてこのプロセスを、事業承継に置き換えて考えた「あこや貝経営」。

以下は、Twitterにまとめたものです。

 

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あこや貝の中で育てられた真珠に同じものは2つとない。みんな違う。だから創業者の思ったとおりに、後継者は育たない。違いを認めないといけない。

 

何を持って「核」とするか。自分で考えるしかない。自分が経営者だったらどう考えるかを考えるしかない。答えは無い。

 

アメーバ経営という言葉がある。しかし、自分の会社でアメーバが構成できるかを考えてほしい。アメーバができないのが中小企業。だからあこや貝の中で時間をかけて育てる必要がある。

 

「経営者の気持ちを分かれ」という社長がいるが、全員は無理。誰に継がせるか。それは選択と集中に他ならない。選択と集中をするためには、全員の話を聞かないといけない。

 

あこや貝にいれる「真珠の核」に該当するものが「経営者の思い」である。その思いを示したのが「経営理念や経営ビジョン」。なのでできるだけ分かりやすく示す必要がある。

 

野球型組織とサッカー組織があるとすれば、あこや貝経営はサッカー型組織になる。つまりボールを持っている主体者に意思決定権限がある。意思決定ができる人間を増やすのがあこや貝経営。

 

真珠を養殖する際に、あこや貝の中に小さな核を入れ込み、育てる。経営者のバトンタッチも同じで、初めから真珠だった社員はまれ。小さな小さな核が育って真珠になる。

あこや貝にいれる「真珠の核」に該当するものが「経営者の思い」である。その思いを示したのが「経営理念や経営ビジョン」。なのでできるだけ分かりやすく示す必要がある。

 

核が真珠になる過程、つまり後継者が経営者になる過程でカベにぶち当たる問題点が「社長批判」。批判があること自体は問題がない。理念や社是等が重要となる。

 

小さな核が真珠になるためには、あこや貝の中だけではなれない。海に出ないといけない。事業承継も同じ。後継者も外の空気を吸おう。外から学ぼう。

 

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いかがでしょうか。

 

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