株式会社エイチ・エーエルの太田です。
木曜日は「BIZミルで経営力アップ」です。
弊社が開発した経営支援基幹システム(BIZミル)の普及を通じて、多くの経営支援機関、そしてその先の中小企業・小規模企業の支援を行っています。
◆補助金の申請書は、ほとんどが共通フォーマット
今日のお題。共通フォーマットについてです。
補助金の申請書は、ほとんどが「共通フォーマット」です。事業再構築補助金は「様式自由」とうたっていますが、記載項目はズラッと示されています。
最近は、申請書の枚数の制限(目安)まで指定する補助金が増えました。各社が独自のフォーマットで数百ページの大作を申請してきたら、たいへんなことになりますね。
◆共通フォーマットのメリット
そこで、そもそもの共通フォーマットのメリットとは何かを、シンプルに考えてみました。
メリット1:多くの件数を受け付けることができる
共通のフォーマットだと「記入の方法」も共通であり、問合せや対応の時間が少なくなります。また、多くの件数を受けることが可能になります。
メリット2:案件どうしの比較をすることができる
補助金には、審査があります。共通のフォーマットだと「審査の観点」も共通化することができ、結果として審査の公平性が高まります。
メリット3:案件どうしの比較を超えて、深い分析ができる
審査だけではありません。審査員の審査の甘辛も分析を行ったり、都道府県別の審査の違いを分析したりすることも可能です。
◆BIZミルは、共通フォーマット搭載
上記は、補助金を例に説明しました。そして、実際の業務においても「共通のフォーマットにする」ということはたいへん重要であると考え、BIZミルでは共通のフォーマットを搭載しております。
BIZミルには下記のような「経営状況調査分析表」という帳票があります。アンケートの結果を分析して、一枚の表にまとめたものです。
これを、商工団体の「地域の経済動向調査」業務に置き換えます。地域の企業の実態調査、という言い方の方が分かりやすいかもしれません。
・メリット1:まず、個社の経営状況調査分析表を個社に展開し、次の支援を考える。
・メリット2:次に、経営状況調査分析表を集計し、商工団体管轄の傾向をつかみ、商工団体単位の施策を考える(共通フォーマットだと、集計業務が可能です)
・メリット3:そして、複数の商工団体の集計結果をまとめることにより、都道府県、全国の傾向がつかめ、都道府県単位や全国単位の施策を考えることができる。
というメリットを得ることができます。全ては「共通フォーマット」からです。無論、状況に合わせて、フォーマットを変えていくことも重要です。いつまでも平成の始めの頃のフォーマットを使っていると、時代に合った結果になりませんから・・。
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